ユニバーサル横メルカトル図法

地勢図に使われている記述のやり方は「ユニバーサル横メルカトル図法」であるということは先ほどにも述べました。

それでは、ユニバーサル横メルカトル図法とは実際にはどのような図法であるのでしょうか。

ここから具体的に説明していきます。

地図投影法の一つであり、中縮尺(10万分の1~1万分の1ほどのサイズ)の地図に適した図法として、国際的に標準化されて普及しています。

そのはじまりは、アメリカの陸軍が座標を把握するためのシステムとして考案・開発したのが最初であるとも言われています。

メルカトル図法という、地球を円筒に投影するというような地図図法があるのですが、通常のメルカトル図法ではその円筒を赤道に接するようにして投影します。

それに対して、横メルカトル図法は、投影する円筒の向きを横に倒すようにして描く、という特徴があります。

ユニバーサル横メルカトル図法というものは、その横メルカトル図法を使いながら、地球全体を経度6度ごとに分けてその円筒に投影するやり方です。

どうして経度6度ごとに分けているかというと、地球楕円形をうまく平面するためには、ひずみをなくす必要があるからです。

合計60個に分けた、経度6度ごとの部分(6度×60=360度)をそれぞれ円筒に投影して、帯状になったゾーンを繋げるような投影図法です。

ユニバーサル横メルカトル図法に使われている投影は、ガウス・グリューゲル図法とも呼ばれるものです。

ガウスという人物が19世紀に、グリューゲルという人物が20世紀になってそれぞれ研究を行い、それらの研究成果を用いて、ドイツが1927年に地図を作製したことから、ガウス・グリューゲル図法という名称が使われるようになりました。